西都市・西米良村にお住まいの皆様に、西都地区薬剤師会より医療・医薬品等についてのお役立ち情報を掲載しております。
少しでも皆様の日々の健康の助力になれば幸いです。
夜間・休日の医薬品提供(在宅含む)体制
西都地区薬剤師会では、地域において求められる薬剤師サービスである夜間・休日でも地域の皆様に医薬品の提供に支障をきたすことが無いよう、会員薬局と連携し体制を整えております。
夜間・休日については、医薬品の在庫状況・入庫状況や卸の営業時間等により、処方箋の内容によっては翌日以降の調剤対応となる場合がありますことご理解とご協力をお願い申し上げます。
在宅訪問の実施可否については、下文「こちら」をクリック後、「在宅対応に係る体制」よりご確認いただけます。
休日当番薬局と各体制については こちら でご確認ください。
新興感染症発生時の対応
急性上気道炎(いわゆる風邪)に代表される細菌やウイルスなどの病原体によって起こる疾患を感染症と呼びます。
感染症のうち、以前は知られていなかった感染症を「新興感染症」と呼びます。
現代は、人口の過密化と大量輸送を背景とし、一度病原体の侵入を許してしまうと、密集した人々の中で感染伝播を繰り返します。
そして、それが拡散して国境を越えた世界規模の流行(パンデミック)が起こる危険性が高まります。
万一新興感染症が発生した場合に備え西都地区薬剤師会では会員との連携、そして地域の関係機関と連携し対応する体制を構築しています。
災害や新興感染症の発生時等に、医薬品の供給や地域の衛生管理に係る対応等を行う体制を整備しています。
宮崎県の行政機関、地域の医療機関若しくは薬局又は関係団体等と適切に連携するため、災害や新興感染症の発生時等に おける対応に係る地域の協議会又は研修等に積極的に参加するよう努めています。
災害や新興感染症の発生時等に、県から医薬品の供給等について協力の要請があった場合は、地域の関係機関と連携し、必要な対応を行います。
感染症予防の為に
① バランスの良い食事
免疫細胞を作り出すためには十分な栄養が必要です。バランスの良い食事を心がけましょう。
② 適度な運動
運動時にNK細胞の活性が上昇することが分かっています。また、血液の循環を良くすることも免疫力の向上につながります。
③ 十分な睡眠
しっかり睡眠を取ることで副交感神経の機能を高め、免疫細胞の活性を上昇させます。
④ 石鹸と流水での手洗い
手洗いは最も手軽にできる感染予防の一つです。洗い残しがないよう丁寧に洗うましょう。手洗いが困難な場合はアルコール系消毒剤も活用しましょう。
災害発生時の対応
西都地区薬剤師会は、災害発生時には地域住民の皆様から一般の処方箋や災害時処方箋の対応が可能かどうか分かりやすい仕組みにします。
新興感染症発生時と同じく地域関係機関と連携し体制を構築しています。
災害や新興感染症の発生時等に、医薬品の供給や地域の衛生管理に係る対応等を行う体制を整備しています。
宮崎県の行政機関、地域の医療機関若しくは薬局又は関係団体等と適切に連携するため、災害や新興感染症の発生時等に おける対応に係る地域の協議会又は研修等に積極的に参加するよう努めています。
災害や新興感染症の発生時等に、県から医薬品の供給等について協力の要請があった場合は、地域の関係機関と連携し、必要な対応を行います。
災害発生時における薬局の対応
災害の発生時における医療の提供にあたっての研修や訓練を普段から実施し、災害発生時には行政機関や他団体と連携し、可能な限り薬局業務を継続しながら、被災地への支援活動を行っていきます。
自らの薬局が被災し、業務の継続が困難の場合は、近隣の薬局間で協力し業務の継続・再開が速やかにできるように努めます。
以下の薬局は災害発生時において対応可能な体制を確保しています。
さいと薬局
西都ゆり薬局
さくら調剤薬局
調剤薬局心愛メディック
長嶺薬局
ホルン調剤薬局
みずき薬局
みふね調剤薬局
わかば薬局
避難所等における薬剤師が行う行動
患者さんが使用している医薬品の特定と対応
被災時にお薬手帳等を持ち出せず、服用していた薬の名前、種類などを覚えていない方から、病名、薬の形状や色などの情報を聞き取り、薬の特定をします。また、避難所にある薬で対応できるように、医師へ処方提案します。避難所で対応ができない薬の場合は会員薬局において対応します。
薬の在庫管理
災害発生時に支援物資として届けられる医薬品等について分類・整理・在庫量などを把握し、必要な医薬品が市民の皆さんに届くように管理します。
風邪薬等の市販薬も市民の皆さんから症状を聞き取り、必要に応じて配付します。
お薬手帳を活用しましょう
お薬は、皆様一人ひとりの病気の症状に合わせて処方されます。
「お薬手帳」は、皆様に処方されたお薬の名前や飲む量、回数、飲み方などを記録し、携帯するための手帳です。
「お薬手帳」は皆様のお薬を、安全にそしてより効果的に使っていただくためのものです。常時、携帯することを心掛け病院・薬局に行くときには必ず持っていくようにしてください。
ここがポイント
他の病院、診療所などにかかった時に、「お薬手帳」を医師および薬剤師に見せる事によって、お薬を重複して服用する事を避け、飲み合わせの副作用の原因が分かることもあります。
外出時に急な事故にあった時などは、「お薬手帳」を携帯しておくことで、服用している薬の内容・履歴が分かり、医療機関による救急救命処置等を円滑に進めることができるのです。
「お薬手帳」の記録を元に医師、薬剤師の連携も円滑に進みます。
ジェネリック医薬品について
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、新薬の販売に関する特許期間が終了した後に発売される新薬と同じ有効成分で効果が同一であり、先発医薬品に比べて価格が安い医薬品です。
安価なのはなぜ
新薬の場合、その成分から開発し、有効性、安全性を確認後承認されて発売されます。そのため研究に10~15年程度かかり、発売に至るまで150~200億円と莫大な費用がかかります。
しかし、ジェネリック医薬品はすでに使われていて有効性も安全性も確かめられており、承認までの手続きも簡略化されています。
開発や研究にかかる時間も金額も少ないので、新薬の2~7割の価格に設定されているのです。
安心して服用できるの
ジェネリック医薬品は、既にに先発医薬品の成分の有効性と安全性が確かめられた後に発売されます。
ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じ速さ、同じ量で、薬の成分が血液中に入っていくかどうかを調べる試験(生物学的同等性試験)を経て発売されているので、先発医薬品と同じ効果が期待できます。もちろん先発医薬品と同様に安心して服用できます。
どうやって処方してもらうの
ジェネリック医薬品を使うには医師の処方が必要です。まずはかかりつけの医師か薬剤師にご相談下さい。
かかりつけ薬剤師 薬局
かかりつけ薬局とは、薬に関するあらゆる相談に応じ、いろいろな健康に関する情報を提供してくれる調剤薬局のことです。
「かかりつけ医」が普段の健康管理や万が一病気になったときの心強い味方だとすれば、薬局は薬の面から健康管理のサポートをします。
「かかりつけ医」を持つように「かかりつけ薬局(薬剤師)」を持ちましょう。
特に色々と病院を患っている方は「かかりつけ薬局(薬剤師)」持つことで、次のようなメリットがあります。
メリット
薬の重複、飲み合わせによる副作用を未然に防げる。
薬についての詳しい説明が受けられる。
薬でこまった時に相談できる。
医薬分業について
病院に掛かり医師の診察を受けた後、お薬のかわりに処方せんが渡されます。
これが「医薬分業」です。
この処方せんにはお薬の名前や種類、服用量、使い方等が書かれています。
処方せんを保険薬局に持って行くと、薬剤師が薬の量や飲み合わせ等を確認し十分に考慮した後調剤して患者様にお薬が渡されます。
医療の高度化とともに機能分化が進み、現在の医療には様々な専門分野の医療従事者が関わっています。
それぞれの専門家がチームワークを組み、ワンチームとなって協力し合うことでよりよい医療の提供ができるのです。
医薬分業も、医師と薬剤師が協力してお薬を安全に使っていただくための制度なのです。